オススメビジネス小説本
自分は本はよく読むほうだと思うけれども、純粋な小説は読むほうではないと思う。
村上春樹も東野圭吾も西尾維新も宮沢賢治も司馬遼太郎もケータイ小説も読んだことがない。
ここにあげてない有名作家でも、教科書に載っている、もしくは読書感想文用の本として読んだものぐらいしか読んでいないと思う(夏目漱石とか芥川龍之介とか太宰治とか)。
中学生のときの一時期に、星新一のショートショートにはまっていたのと、最近だと有川浩の『阪急電車』を読んだぐらいじゃないかと思う(最近といっても2年前ですが)。後はハルヒぐらいだろう。それと、ドラマのノベライズ本も。
だけれども、ビジネス小説はそこそこ読んでいると思う。
というわけで今回は、純粋な小説はあまり読まないけれども、ビジネス小説ならそこそこ読んできた自分が、オススメのビジネス小説本を紹介したいと思う。
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
- 作者: 岩崎夏海
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2009/12/04
- メディア: 単行本
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ある日、野球部のマネージャーになった女子高生が、マネージャーになったのだからと本屋でマネジメントについての本を買う。その本は野球部のマネジメントについてではなく、会社のマネジメントについて書かれていたのだけれども、主人公はその内容を野球部にあてはめる。野球部の客とは何か。野球部の事業とは何か。
経営書として読むのはもちろん、何気ない会話が後の伏線になっていたりしてストーリー自体も面白かった。
ただ、ラストの急な展開は賛否両論ありそうな気がするが・・・。
- 作者: 林總
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2006/09/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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コハダは大トロより、なぜ儲かるのか?
32万部のベストセラーをだした『餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか』。
父の会社に勤めていた主人公の由紀は、亡くなった父の遺言により務めていた会社の社長になるという話で、会計について、ストーリー形式で紹介した本。
ここで紹介しといてなんなのだけれども、自分が会計の本を読み始めた初期のころに読んだ本なので、あまり覚えていないのだけれども、会計について分かりやすく書かれていたように思う。
読んだことはないのですが、漫画版も出ているらしいです。
マンガ 餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?
マンガ 美容院と1000円カットでは、どちらが儲かるか?
- 作者: 甲斐莊正晃,AKIRA
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2007/06/27
- メディア: 単行本
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マイナビのオススメ本で知った本。
17歳の女子高生ちえが父親の急死にともなって、なぜか会社がどういうものかしらないにも関わらず社長になるという話。
『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』と一緒によく売れているそうですが、突然社長になるという点ではむしろ、上でも紹介した『餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか』のほうが近いように思う。
ただし、餃子屋・・・のほうが会計を重点的に述べた本なのにたいし、こちらはそもそも会社がどういうものなのか知らないため、会計の部分はもちろん、会社全体について伝えている。
会社の仕組み自体知らない就活生には一番オススメしたい本。
- 作者: 竹内謙礼青木寿幸
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2009/04/21
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娘の結婚式の直前に交通事故で亡くなった(というよりも亡くなりそうになっている)主人公の北条が、現世に戻ってくるために、このままだと将来不運になる5人を会計の力で助けるという話。
会計を少しは勉強したことがある人向けかもしれないけれども、ストーリーだけ追っていてもかなり楽しめる。これほどまで笑えるビジネス小説というのもなかなかないんじゃないかと思う。もちろん、会計の勉強として読むのにも十分役に立つように思う。
もし、「ビジネスアニメというジャンルにチャレンジしたい!」というアニメ制作会社があれば自分は真っ先にこの本を推薦したい。そのときは第二章にでてくる杉山麗子の声は釘宮理恵でお願いします。
- 作者: 竹内謙礼,青木寿幸
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2010/04/08
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業績が衰退している会社で新規事業をしようとしているところに現れた、銀行から派遣されたロボット。その名はロボット。主人公の美穂はロボットの上司にいろいろな投資知識について教えてもらう。
著者名見てもらうと分かると思いますが、会計天国と同じ著者です。どちらかというと、会計天国のほうが面白かったのだけれども、こちらも十分面白い。
投資の話はもちろんだけれども、それ以上に伝えたいメッセージがあったように思う。
さて、次は何を読もうか。
検索したらこんな出版社を見つけた。まだ、出版はしてないようだけど。