多分、自身最後の卒業式

会場は本キャンパスの体育館。うちの学部は13時開始。
というわけで、行こうかどうか少し迷ってたけど、まあ行ったほうがいいだろうと思って行ってきた。
本キャンパスなんて4年ぶりだなあ。文化祭も来てなかったし(入学式のとき以来ではなく、入学式の次の次の日かその次の日にやってた新入生のためのイベント以来)
学校の校門近くまで来ると「卒業おめでとうございます」と言われながら何かを渡された。そういえば、4年前のセンター試験を受けたときも会場がこの大学で、こうやって校門前でカイロをもらったなぁ。なんて物思いにふけっていた。
中身を見てみるとどうやら本らしい。しかも結構分厚い。背表紙の値段を見るとなんと1800円とのことだ。なんという太っ腹。
で、一番上にあった『祝 ご卒業』と書かれた帯をはずすとその下にもう一つ帯があり、そこに著者名と著者の顔写真が載っていた。名前はともかく、この顔はどこかで見たことあるような気が・・・。
と思ってすぐさま本を開いて著者のプロフィールを見てみると、
幸福の科学グループ創始者』と書かれていた。ああ、この人か。
ちなみに、まだ読んでいないのだけれどもパラパラとめくって見た印象としては、「小学生向けか!」と。文字は大きいし、簡単な漢字までルビがふってある。紙の無駄遣いだろこんなの。読みやすいっちゃあ読みやすいのかも知れないけど。
話は戻って、卒業式には30分ぐらい前に着けばいいかと思って、予定通り30分前に着いたのだけれども、だいぶ早かったらしく、一番前の席に座ることができた。会社説明会でもこうなんだよね自分。
卒業式自体はまあ全くといっていいほど面白くなかった。
高校までなら卒業式で泣くという場面も想像できたかもしれないが、大学の卒業式となるとそんなものは感じない(と、母親が言っていた)。
賛美歌や校歌斉唱とか言われても、全く分かりませんってば。
面白かったといえば、自分の近くで歌っていた人のグリークラブの人の歌い方(ただし、2列目より後ろの人たちはあまり口を大きくして歌ってなかった。非常に残念だ。)とか、外国人の院長の祝辞がずっと英語で喋っていた(英語力の無い自分には何言ってるのかほどんど分かりませんでした。コングラチュレーションだとかグラジュエーションと言ってたのは分かったけど。)のが、最後の最後に「みなさんご卒業おめでとうございます」と流暢な日本語で言ったときには思わず笑いそうになった(実際、会場ではそこで少しざわついた)。
1時間後、卒業式が終わったと思ったら次は学部ごとの卒業式が行われるらしく、場所を移動することに。
次の会場では席順が決められており、そのぞれの席に学籍番号と氏名が書かれた封筒が置いてあった。封筒の中にはいろいろあったのだけれども、一番嬉しかったのは1000円分の図書カード。母親からしてみれば、「たった1000円」とのことなのだけれども。
もう一つ、記念品としてはんこが入っていたのだけれども、なんだかしょぼかった。はんこだと中学のときも高校のときも卒業記念でもらったのだけれども、高校のときが一番よかったな。就活でもその印鑑を使ってる。
卒業証書ホルダーも入っていたのだけれども、中には卒業証書は入っていなかった・・・。
さて、こちらも式が始まって相変わらず校歌やら賛美歌やらを歌わされたわけですが、卒業証書はやはり順番に渡されることがわかった。300人以上もいるのに・・・。
と思ったのだけれども、ことは思ったよりすばやく終わった。途中からはそんなことはなかったのだけれども、最初のほうはまるでティッシュ配りのティッシュでも受け取るように取って行く人たちばかりでなんだか笑えた。


さて、大学の卒業式も終わった。多分、人生最後の卒業式だろう。
4年前の僕は、4年後ここで卒業式をあげるのだろうと予想していたが、まあ予想通り卒業式をむかえることができた。就職できないという予想を除いては。
さて、後は就職だ。来週も二つほど説明会を予約してある。
今日の卒業式で何度か聞かされたマタイによる福音書第7章第7節によれば「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。」とのことだ。
きっと、そうだと信じて。