偏差値40から良い会社に入る方法

偏差値40から良い会社に入る方法

偏差値40から良い会社に入る方法

目次(amazonより引用)

序章 ダイエットと就活は似ている
第1章 ゆとり世代の就職は「内定一社」で終了
第2章 失敗しない会社選びのコツ
第3章 面接はコミュニケーション能力が決め手
第4章 まやかしの内定を見抜け
第5章 世界同時不況で就活はこう変わる
終章 就活のシンデレラ

今更こんな本読んだってどうにもなりそうにないのは100も承知なのですが、買ってみた。
読者対象は偏差値の低い大学の文系らしく、自分とは少し違うのだけれども、自分にも思い当たる部分がいくつかあった。
たとえば、P.50に"模擬面接が怖い"と書かれているが、なんとなく自分のことを言われたような気がした。自分も実は言うと、模擬面接はやったことがない。いや、一応それっぽいものはキャリアセンターでやったことがあるのだけれども、質問を受けての返答が、「○○と、面接では答えています。」なんて言ってしまう。
他にも、敬語が苦手、中学校以下のレベルの漢字で間違う、"です・ます"と"だ・である"が混合した文になっているなどだ。つまり、自分の通う大学時代は偏差値50台だけれども自分自身は偏差値40程度の人間でしかないというわけです。


ところでこの本では、今の大学4年生より下の年代について二つの言葉であらわしている。
一つはよく言われる、ゆとり世代だということ。本書では1987年以降に生まれた人がゆとり世代と定義づけられており、1987年生まれの人を「ゆとり第1世代」と言う、と書かれている(ちなみに自分は、1988年2月生まれだが、この場合の1987年は1987年度のことをあらわしていると思われるので、自分はゆとり第1世代となる)。
そしてもう一つが、バブル景気から不景気に突入した落差をしらない、つまり物心ついたときから不況があたりまえ、景気がよかった時代を知らないという世代。これが、今の大学3,4年生がその第1世代ではないかとのことだ(正確には、1997年くらいに物心がついた世代)
つまり、ただでさえゆとり教育を受けて学力も低いというのに、そのうえ回りが不況と言っているがその実感がわかず、なのでとりたててがんばることをしないのではないか、ということが書かれている。
まあ、自分にも思い当たる節がある。実際、去年の今頃は4年の12月にもなって内定がとれていないとはこれっぽっちも考えていなかったように思う。不況といって3月、4月は無理でも、6月にもなればどこかから内定はもらえるだろう・・・と。


ただ、すべてがすべて自分にあてはまるわけではない。
たとえば、同時に複数の企業の選考を受けることができないと書いてあるが、自分もそこまでいうほどではない。3月ごろには、1日に2社の説明会を掛け持ちしている日が何度もあった。
他にも、人気ラーメン店の行列型の就職活動、つまり大企業志向の就職活動だということ。これは、まああてはまる部分もあるかもしれないが、意外と自分は大企業を受けてこなかったように思う。そりゃあ、東証一部上場の企業をいくつか受けてきたが、そもそも自分はソフトウェア業界に入りたいという希望があったので、ただたんじゅんに大企業ということは考えていなかったように思う(そりゃあ、できたら大企業がよかったけれども)。
ちなみに、もし行列のできているラーメン店とできていないラーメン店があったらどちらに入るかと聞かれたら、自分は「時と場合による」と答えるだろう。
時間に余裕があれば、そちらに並ぶかもしれないが、かなりお腹がすいていたり時間に余裕がない場合は行列ができていないほうを選ぶと思われる。後、値段にもよる。
まあ、実際そういった経験がないので、本当にそういう事態になったらどういう行動をとるかは分からない。
あっ、それと合同企業説明会に友達といくと書いてあったが、自分はそもそも友達がいないので一人でいった。役にたったかは分からない。いろいろ粗品や交通費をもらえたので、それだけでも行ったかいがあったと自分では思っているのだけれども。