阪神淡路大震災から14年がたったらしい。
あの「阪神・淡路大震災」で本当は一体何が起きていたのか、その真実がよくわかるムービー集 - GIGAZINE
14年前といえば、自分は6歳。小学1年生でした。
当時は幼かったんで、この事件の重大さにまったく分からなかったもんです。
自分が知らないだけで、こういうことは10年に一度ぐらいはあるのだろう。と自分のなかで勝手に解釈していたぐらいです。
自分の身の回りの親戚とか友達には大きな被害にあった人がいなかったし、震災の被害にあった身だけど、幼くてあまり実感がわかなかった。
学校が休みになるときいて喜んでたぐらいね。
後、震災後初めて学校に行ったときは全校集会がありまして、そこでクラスメートが小学1年生らしく、｢俺地震のとき寝てたで！！｣とかいって自慢してたりね。
それと、ガスがでなくて、だからお湯がでないもんだから風呂に入れないんですよ。
だから、母親につれられて銭湯に行ったりしました。自分の記憶のなかで女風呂に入ったのはあのときだけです。
最近知ったんですが、当時の兵庫県は6歳以上の男女混浴はみとめられていなかったらしい。ごめんなさい。
まあそんなことより、震災直後の話でもしましょうか。
震災時はアパートの１階に住んでいました。
だいたいの人がそうだと思うんですが、そのときは家族全員寝てまして、自分は父親のとなりで寝てました(母親と妹は別室)
当時は、自分の左側にむちゃくちゃでかいタンスがありまして、父親は自分の右側に寝てました。
そんな中、事件発生の5時47分になりまして目が覚めたんですが、何が起こっているのかわからず、まあ夢か頭がフラフラしているだけだろうと思い、目は開けてなかったと思います。
そしたら、父親が突然、自分の名前を叫びながら自分の上にかぶさってきまして、まあ少しは不安になったような気がします。そんなこと今までなかったですから。多分、タンスが倒れてきたときのことを考えての行動だったんでしょう。
で、幸いにもタンスは倒れなかったんですが、自分の寝ている方角から考えて右下の角に置いてあった机が倒れてくるは、隣のダイニングでは食器棚がたおれるはですごかったような気がします*1。
揺れがおさまると起きて、母親と妹が心配なので見に行こうと思うんですが、その二人の寝ている部屋が説明がむずかしいですが、たとえば自分が寝ていた部屋が南西で、ダイニングが南東、妹と母親が寝ていた部屋が北東にありまして*2、まあとにかくダイニングを通っていかなければいけないんですが、ダイニングがすごかった。
母親が寝ている部屋まではなんとか行けそうなんですが、廊下が通れそうにない。なにせ、食器棚が倒れて皿がぐちゃぐちゃ。これ、外でれんの？という感じ*3
まあそれはともかく母親の部屋にいくと、これがまたすごかった。
タンスの上にあった五月人形が倒れてきて、そのうえケースがガラスだったもんで破片が布団についちゃったりしてました*4。
母親と一緒に寝ていた妹は当時２歳。まったく震災の記憶がないそうです。
まあそんなこんなで、ダイニングの食器棚を父親がもとにもどしたり、軽く掃除して廊下に通じる道が出来て、外に出たわけです。
何でか分からないんですが、とりあえず近くの中学校に移動(というより避難)することになりまして、やっぱりいっぱい集まってました。
校庭から職員室を見ることができましたが、やっぱりぐちゃぐちゃでしたね。
それよりビックリしたのが、近所に倒壊した家があったこと。２階建てのアパートなんだけど、１階建てになってるんですよね。しかも２階が。
後、覚えているのが、隣の家が１ヶ月前の１２月に赤ちゃんが生まれたばっかりだったんですが、家にもいる様子もなけりゃあ、避難場所にいる様子もない。
どうやら、車で暖房つけてずっと家族３人でいたらしいです。当時はなるほどなぁ。と関心させられました*5。
後はあまり覚えてないなぁ。水とガスが家に届かなかったような気はするんだけれども、電気は届いていたような・・・(テレビを見ていたような気がするので)
祖母やイトコが神戸に住んでたんですけど、たいした被害はなかったみたいですし(自分が聞いてないだけか忘れているだけかもしれないが)
後、確か自分が通っている小学校で一人か二人生徒が亡くなったと言っていたような・・・。それでも、やっぱり実感があまりわかなくて。
そういや、よく遊んでいた公園で仮設住宅が建てられまして、そのせいで毎年夏にその場所で行われていたお祭りがなくなったのが残念でした。
あれ以来、耐震についての研究がいろいろなされて、あの当時よりも基準がきびしくなったりしましたが、やっぱり地震は怖いものです。
しかも、今自分の部屋にある本棚がものすごい不安定だったりしまして・・・。地震があったら真っ先に倒れるのはこの棚だと思います。怖いです。
