なぜ、ネットでしかヒットは生まれないのか

なぜ、ネットでしかヒットは生まれないのか

なぜ、ネットでしかヒットは生まれないのか

目次(amazonより引用)

なぜ、ヒットはネットから生まれるのか?(ネット発ヒットコンテンツの事例
市場のネット化率 ほか)
ヒットコンテンツは、こうしてつくる(ターゲット層の関心、悩みをつかむ
ネット時代の最適セグメントの大きさ ほか)
賢者の販売手法(ネット時代の販売=広告。さらに、広告=メディア&メッセージ
マスメディアVSセグメントメディア。ターゲットをピンポイントに狙う ほか)
課題解決型の組織をつくる(ネット時代の「オペレーション」の要はG‐PDCA
G‐PDCAの各段階 ほか)
ネットコンテンツの可能性(50年に1度の変革期
新しいヒットは、辺境から。プロでなく素人・小集団がヒットをつくる時代)

タイトルは半分嘘。ただたんに最近のヒットはネットからでやすいという話であって、ネットから出しかでないということではない。
本書はなぜネットからヒットがでるかという解説本というよりは、どのようにしてヒットをだすかという解説本である。
たとえば、ターゲットを絞る、自分の強み(Company)とユーザーのニーズ(Consumer)と他社がやっていないまたは強くない分野(Competitor)でせめる、アウフヘーベン、自分の内面を探る・・・など。
まあ、いわゆる一つのアイデア本であり、今はまだ何もコンテンツを作っていない自分であるが、とても参考になった。
とくに、著者本人の成功談、失敗談を用いて例を示しているのでわかりやすく、図も多くあってよみやすい。
ソフトウェア産業からコンテンツ産業へと移行しているいわれる現在、はたして今後どのようなヒットがでてくるのか。そして、そのヒットは誰が作るのか。もしかしたら、あなたかもしれない。