近頃の中学生は何で国語を勉強しなくちゃいけないのか!と質問するらしい。

痛いニュース(ノ∀`) : 中学生「なぜ、わざわざ学校で国語を学ばないといけないの?」 - ライブドアブログ
まあ、中学生なんてこんなもんじゃないかね。とくに国語なんてたいがいの生徒がこう考えてると思うよ。ドラゴン桜のほうでもそう書いてあった。
自分なんてもっとひどかったよ。
「どうせ人は死んでしまったら記憶をすべて忘れてしまうのに、どうして勉強なんてしなくちゃいけないんですか?」
うぎゃー。思い出さなきゃよかった。
今思い返すとむちゃくちゃ中二病だったんだなと思う(今でもだが)


でも、この質問(国語のほうね)にたいして、「いいから黙って勉強しろ」とかいう先生がいたらそれは先生失格だと思うね。>>4でそう書いてる人いるけど。そんなこと言ってもよけい勉強嫌いにさせるだけだよ。
記事のほう見ていると、他の授業でも日本語を使うため、それを補うために勉強している。と先生は答え、それにたいして素直に生徒は納得したようだし、いい子じゃないか。
多分、この子は国語はできるほうなんじゃないんだろうか? 自分も数学が得意だったんで、なんでこんなちょっと考えたら分かるようなことをわざわざ学校で教わらなきゃならないんだろう?と思っていたときがあったよ。そんな感じじゃないかね。


いやでもね、国語は高校でたあとに勉強していてよかったと実感するだろうから、勉強しておいたほうがいいよ。特に英語なんて国語の地盤ができていないとできないしね。だから、自分はどちらも苦手。


こういう質問については、ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書~なぜ学び、なにを学ぶのか~にも書かれており、やはり教える側にとっても厄介な問題だと書かれている。
それにたいして、国語力とは何か。どうすれば国語力が鍛えられるかということが書かれている。
一例をあげると、『数式や地図を言葉にしてみる』『一枚の絵を言葉で書いてみる』などだ。
本編のドラゴン桜のほうでも国語の重要性をといており、そもそも生徒が国語をつまらないと思うのは今の国語のシステムが悪いと書かれている。現在の国語のシステムは簡単にいうと『名作の鑑賞会』となっており、『国が良しとする教材たとえば愛情、正義、善意、良心、賛美する作品を読ませ先生がこれを解説し素晴らしさを生徒に説く』それはただの『感動のマニュアル化』
そこでこの漫画ではまず生徒二人に国語は面白いと思ってもらうよう、最初に善ではなく悪、すなわち怒り、憎しみ、裏切り、コンプレックス、エゴイズムな部分を抜き出し、生徒に読ませることから始まっている。もちろん、それだけではなく、一つの詩をもってきてそれがどういう場面を想定させているか問う場面とうのもあり、そういう授業をうけてこの漫画の生徒は国語力を身につけていく。といったものだ。
ドラゴン桜 (5) モーニングKC


ところで、中にはブログやメールをやっているほうが国語力があがると予想している人もいる
http://ishbash.blogtribe.org/entry-9a71b812738bdb2df34c8860f7552978.html
こういう考え方も知っておくと、面白いかもしれない。

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で

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