読書進化論~人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか~

今年度に入ってからだが、できるだけ本を読もうと思い、だいたい1,2日に1冊のペースで本を読むようにしている。
夏休みはもっと多く、多分夏休みだけで50冊ぐらいは読んだように思う。
もともと、僕は本は読むタイプではなく、昨年読んだ本で印象に残ったものは?と聞かれても『涼宮ハルヒの分裂*1ぐらいしか思いつかないような人間だった(冗談抜きで昨年読んだ本はそれだけかもしれない。後、マンガ)
本を読もうと思った理由は二つ。
一つ目は、通学時間の電車やバスの乗車時間がもったいないように感じたから暇つぶしに読んでみたといった理由が一つ。
二つ目は、父親が昨年から株を始め、それに釣られて自分も株を始めようと投資本や金融本などを読んで勉強しようと思ったというのが一つ。
そして、なぜかハマって現在にいたる。
そのせいで、普段月に1000円ぐらいしか使わなかったのが最近は本だけで5千円以上使ってるであろう状況だ(お金がほしくなった、理由の一つがそれ)
そんな中、知った作家の一人が、勝間和代さんである。
学校の生協でうろちょろしていると『お金は銀行に預けるな*2である。
まあとにかく、何がいいたいかというとその後いろいろ買ってみてそのうちの一つが今回書評しようとしている『読書進化論』である。
他にもいろいろ読んでいるのになぜまず最初にこの本だというと、こんな企画をやっているから・・・なはずなんですが、大賞や招待セレクト賞が当たっても多分行けないのでトラックバックはしないことにします(運が悪いうえに文章力がない自分が当たるわけないんですが)。
ところで、自分は読書感想文というものがものすごい苦手でして、夏休みの宿題で最も嫌いな宿題でした。
そもそも、感じて想うって何だよ?という感じでして。
内容も、「僕は読書感想文が苦手だ」ということを原稿用紙2枚分書いて最後にに数行だけ感想を書いたり、『世界の中心で、愛をさけぶ*3を読んで「未成年の飲酒はいけないと思う」と書いたり、TUGUMI*4を読んで、「つぐみに惚れました」と書いたりするぐらいするほど苦手である。
なのに、なぜそんな自分が書評(というよりはブログ)なんてものを始めようと思ったか、その理由がこの本にあります(これだけというわけではありませんが)
まず一つが文章力の向上、そして読んだ本のアウトプットである。
実はいうと、自分は今まで読んだ本は読みっぱなしが基本。
一部は、レポートの参考文献に活用といった形式をとっていたのだが、それ以外は全くアウトプットをしてこなかったんで、まあ試しに書評というものをやってみようというわけです。
簡単に本の紹介をすると、この本はウェブと本の使い分け方、ウェブによる書き方、ウェブによる本の売り方といった内容が書かれており、読書本というよりはウェブ本といったほうが近いぐらいウェブのことについても書かれている。
また、本屋や読者などの感想やインタビューも載っており、できるだけ著者の発言の一方通行だけでなく、著者の本に関わる人とも密接にしたいという思いがうかがえる本である。
読者による感想文はともかく、本屋の店員からの発言が載っているのは少しユニークだと感じた。
つまり、もし本を書くのであれば、どのように売られていくのかぐらいは知っておけということなのかもしれない。
ところで、この本にはウェブ書店とリアル書店の使い分け方についても書かれている。簡単にいうと、ウェブ書店は人のレビューを見たいときに使う、リアル書店は思いがけない本を見つけるときに使うとのことですが、ここで、自分の本を買うまでの道筋を簡単に話しておきたいと思う。
リアル書店にいって面白そうな本があればネット書店でレビューや紹介を見て生協に注文(生協なら5%〜10%引きなのです)
こうやって自分の手元に本が渡るが、たいていは図書館かブックオフ経由だったりする(勝間さんが本は中古屋で買わないと。いうことは知っているが別にこの人に全て影響されているわけではないということを言っておく)。
ここまで書いて一つ分かったことがある。
やっぱ自分、書評だめだわ。